といたレディースクリニック
掲載日:2023年5月17日
「最近、なんだかアソコがゆるい気がする…」膣のゆるみや尿漏れは、実は年齢問わず多くの女性が抱えるデリケートゾーンのお悩みの1つです。周りの相談するのもなかなか勇気がいる部位でもありますし、改善しようとセルフケアを始めてみたものの、上手くいかずに苦戦している方も多いです。
今回は膣のゆるみ・尿漏れにフォーカスし、膣がゆるんでしまう原因と膣を引き締める方法をご紹介したいと思います。
上記のチェックが1つでも当てはまる方は、膣がゆるい可能性があります。また、パートナーから膣の締まりが悪いと指摘されたことをきっかけに、膣のゆるみを自覚する方もいらっしゃいます。
年齢を重ねるとともに、顔やお腹にたるみが出るのと同様に、膣も老化でたるみが生じます。この原因は、膣粘膜のコラーゲンが減少し、弾力が落ちていくためです。膣壁のヒダもなくなることで平らになり、徐々に硬くなっていきます。さらに、筋力が低下することで、膣や尿道の締め付けが弱くなることで、膣のゆるみや尿漏れを引き起こします。
妊娠の際に赤ちゃんや子宮は、「骨盤底筋群」というハンモックのような筋肉に支えられています。胎内で赤ちゃんが成長すればするほど、当然骨盤底筋群への負担がかかります。さらに、出産時は膣壁が大きく引き伸ばされるたり、一部断裂することで、膣周りの筋肉が低下します。出産後、伸ばされた筋肉はある程度元通りになりますが、出産前の完全な状態には戻らず、これが膣のゆるみの原因となります。
膣のゆるみに深く関係している骨盤底筋群は、他の筋肉と同じように、日頃運動しているかきちんと使われているかで、筋力に差が出てきます。特に姿勢が悪いと、膣やお尻の筋肉がゆるんでしまい、筋力が落ちていきます。しかし骨盤底筋群には、意識して動かすのが難しい筋肉が多く存在するため、トレーニングなどで鍛えるのは困難と言われています。海外の研究によると、この筋肉のトレーニングで向いているのはヨガやピラティスが効果的と報告されています。
下腹部に脂肪があると、それが骨盤底筋群へと負担がかかる原因になります。これにより、徐々に筋肉が伸びていき、膣のゆるみへと繋がっていきます。
女性に多い便秘症状が、実は膣のゆるみに大きく関わっています。便を出そうと力むことで、骨盤底筋群が無理やり伸ばされ、膣がゆるむ原因となります。
仕事などで長時間立ちっぱなしの状態だったり、頻繁に思い荷物を持ち上げる動作は、骨盤底筋群に大きな負荷を与えます。
膣がゆるむことで、膀胱や尿道を支える筋肉の力が弱くなり、結果的に尿漏れを引き起こします。また、尿道括約筋という尿道を締める筋肉が弱体化することでも、尿漏れの原因となります。
膣がゆるむと、パートナーだけでなく、自分自身への刺激が弱くなり感度が低下します。そうすると、以前よりも性行為中の満足度がお互いに下がってしまう原因になります。
骨盤底がゆるみ、この支えが不安定になって発症するのが「骨盤臓器脱」です。これは、子宮や膀胱、直腸が膣から垂れ下がってくる病気で、出産経験のある女性の4割に見られるという報告もあるそうです。
膣トレとは、子宮や膀胱、直腸を支える骨盤底筋群を鍛えるトレーニングです。筋トレのように、日常生活にも取り入れやすいトレーニングになりますので、どなたでも手軽に始めることができます。ただし、個人差が出やすく、すぐに効果を実感できるものではないため、まずは2~3ヶ月続けることをおすすめします。
膣トレといえば、この「ケーゲル体操」が最も有名、かつ手軽に効果を実感できる膣トレになります。この体操は、骨盤底筋群を収縮・弛緩させる運動で、仰向けや椅子に座った状態、立っている状態など、どの姿勢でも気軽に行うことが可能です。下記の手順を1セットとし、1日3~5セット行います。トレーニングする時間がなかなか取れない方でも、出勤中やお出かけ中にできるおすすめの膣トレです。
上記の体操にプラスワンとして、下半身の大きな筋肉をトレーニングできる「ワイドスクワット」。こちらは基礎代謝も上がり、ダイエットや美脚、お尻のシェイプアップ、膝の痛み予防など様々な効果のある膣トレです。下記の手順を3~5回行って1セットとし、1日3~4セット行います。膝を曲げる時に不安定になりやすい方は、両手を骨盤においても構いません。股関節が硬くて痛みを感じる場合は、無理せず痛みのない範囲でお尻を下げるようにしましょう。
婦人科形成で治療するってことは、手術をするってことですよね? デリケートな部分にメスを入れるのは怖いし、費用も結構かかりそうなイメージがあるんですが…。
確かに「手術」で膣を縮小する方法もありますが、最近ではメスを使わない手軽な膣縮小術もクリニックごとに導入されています。治療方法によって費用も大きく変わるので、下記で詳しく説明していきますね。
手術により、出産や加齢などでゆるんだり断裂した筋肉を修復し、出産前の状態、もしくはそれ以前の状態にまで戻すことが可能です。効果は半永久的で、膣縮小の中では最も効果を実感できる方法になります。ただし、クリニックによっては術後の出産は不可となりますので、事前に必ず担当医と今後の人生計画を踏まえて、しっかり相談しておくことをおすすめします。
膣縮小手術の費用は、手術方法や抜糸の有無などでクリニックごとに変わり、およそ250,000~700,000円と費用の幅が大きい印象でした。
美容医療で顔のリフトアップに用いられるHIFU(ハイフ)のテクノロジーを、婦人科用に開発された膣縮小器です。メスを使用せずに膣の中にハンドピースを入れ、皮膚の内側へとHIFUエネルギーを照射していきます。この照射で、膣内のコラーゲンが活性化され、膣のタイトニング・弾力性アップが期待できます。膣ハイフには、ヨニハイフやヨニハイフリニアなどがありますが、ウルトラ ヴェラは非常にパワーが強いため、婦人科領域の解剖に熟知した婦人科医のみの取り扱いとなります。
ウルトラ ヴェラの費用は、100,000~200,000円ほどで、手術よりも受けやすい価格設定になっている印象です。
世界で尿漏れ治療の臨床効果が高いと評価された、唯一ヨーロッパで認証取得済みのレーザー機器です。このレーザーを膣内で照射することで、コラーゲン生成を促し、骨盤底筋群を刺激することで膣が引き締まる仕組みになります。レーザー照射でメスは使用しないため、痛みやダウンタイムが少なく、初めての方でも安心して受けることができます。
インティマレーザーの費用は、およそ50,000~100,000円ほどのところが多く、先程ご紹介したウルトラ ヴェラよりも少し安く設定されています。
膣壁にヒアルロン酸を注入して、膣壁を盛り上げることで膣内を狭くする施術です。メスを使用せず注入だけの方法なので、ダウンタイムが少なく、施術直後から膣の引き締まりを実感することができます。ただし、ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていくため、持続性は長くても数年程度とされています。
ヒアルロン酸注入による膣縮小の費用は、50,000~200,000円ほどで、注入量によって費用が変わります。
自分の太ももやお腹から余分な脂肪を採取し、その脂肪細胞を膣内の粘膜に注入し、膣内を狭くする施術です。これもヒアルロン酸と同様、メスを使用せず注入のみの施術であり、かつ自分自身の脂肪を使用するので、副作用などの心配はありません。また、注入された脂肪が膣内に定着すれば、ヒアルロン酸よりも体内への吸収率を抑えられ、引き締めの持続率が高まります。
脂肪注入による膣縮小の費用は、200,000~600,000円とヒアルロン酸注入よりも高く設定されているようです。脂肪注入は、クリニックごとの独自の抽出方法や注入によっても、費用は大きく変わります。
いかがでしたしょうか。膣のゆるみや尿漏れは、膣トレでも継続次第では改善できますが、すぐにでもどうにかしたい、早く解決したい方には「婦人科形成」で治療することをおすすめします。婦人科形成での治療も、ここ数年で様々なニーズに合わせて多様化しているため、費用や効果、安全性、持続性など自分の優先度によって決めることができます。一刻も早くお悩みが改善できるよう、この記事が少しでも参考になればと思います。
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