といたレディースクリニック
掲載日:2023年5月17日
2022年9月29日
子宮頸部異形成とは、子宮頸がんが発症する前段階(前がん病変)の状態を指します。また、進行状態などを表す際に子宮頸部上皮内腫瘍(CIN:Cervical Intraepithelial Neoplasia)と表現することがあります。
子宮頸部異形成には3段階あり、第一段階:軽度異形成(CIN1)、第二段階:中等度異形成(CIN2)、第三段階:高度異形成(CIN3)で進行していきます。
子宮頸部異形成は子宮頸がんが発症する前段階と説明しましたが、子宮頸部異形成の3段階目、高度異形成(CIN3)が子宮頸がんの一歩手前の状態になります。
子宮頸部異形成の主な原因は子宮頸がんと同様、ヒト パピローマウイルス(HPV:Human Papilloma Virus)が原因と言われており、8割が子宮頸部に感染し、子宮頸部の上皮の異形成を起こします。
性行為の経験がある女性なら、年齢を問わずに誰にでも発症する可能性がありますので、定期検診を受られることをおすすめします。
子宮頸部異形成は、ほとんどの場合が無症状と言われています。そのため、自覚症状が難しいです。
稀に、子宮頸部異形成の症状と同時、膣炎などによっておりものの量が増え、不正出血がおきたりの症状が現れる場合もあります。
子宮頸部異形成の症状が悪化すると、子宮頸がんに近づき、不正出血などの様々な症状が現れだします。子宮頸部異形成は早期発見が、重要です。症状が無いことから、意識して定期検診を受けることで早期発見、早期治療を目指しましょう。
子宮頸がんの検査方法には細胞診、コルポスコピー診(膣拡大鏡診)、組織診の3つを行います。
からだの粘膜らに混ざった、臓器の剥がれた細胞を特殊な液体で染めて、顕微鏡で観察し、正常なものと比較する検査方法です。
コルポスコピーとは、膣拡大鏡を指します。子宮頚部に酢酸を塗布し、変化を観察する検査方法です。
実際に多くの子宮頸がんに使われている検査方法です。子宮頸部を擦り、採取した細胞をガラス板に固定し、それを色素で染め、顕微鏡で観察する検査方法です。
子宮頚部異形成の初期段階、第一段階:軽度異形成(CIN1)、第二段階:中等度異形成(CIN2) での場合、治療しなくても自然治癒で完治する場合もありますので、直ちに治療するのではなく経過観察のみ行うことが多いです。
続いて、がんの進行が子宮頸がんに近く、進行が早い場合は「子宮頸部円錐切除術」といった子宮頸部を切除する手術が用いられます。
手術を行う際に、妊娠(子宮温存)を希望の場合は、「子宮頸部円錐切除術」が主に行われる施術ですが、妊娠(子宮温存)の必要のない場合は、「子宮全摘出術」を行う場合があります。
子宮頸部異形成(子宮頸がん)は、原因であるヒト パピローマウイルス(HPV)は感染してから、約10年以上の期間(子宮頸部異形成)の状態を経て子宮頸がんになるため、子宮頸部異形成を予防するには定期健診を受けることと、子宮頸がんワクチンを受けることが最も重要です。
他のがんと比べ、がんの原因が分かっているので予防がしやすいです。子宮頸部異形成の段階で治療が行うことが出来れば、ほとんどの確率で完治することが可能です。そのため冒頭で説明したように定期健診が予防につながるのです。
子宮頸がんの原因であるヒト パピローマウイルス(HPV)に感染後、初期段階の場合は自然消滅することがあります。そのためウイルスを排除するためにも、免疫力を高める生活を送ることが子宮頸がん予防につながると言えます。
発酵食品(納豆、ぬか漬け、味噌、チーズ、ヨーグルト)
食物繊維(野菜や果物、海藻類、きのこ、豆類など)
体温が下がると免疫力も下がると言われています。女性は特に男性と比べても冷えやすい性質を持っています、意識して体温を高めると良いでしょう。
体温は筋力不足によって低体温になりやすくなります。そこで、体温を調整するために、ここでも食事管理が必要となってきます。
異常が免疫力を上げる生活習慣になります。
日々の生活と定期的な検診を行うことで、子宮頚部異形成を回避しましょう。
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