といたレディースクリニック
掲載日:2023年5月17日
相談なのですが、性行為の後にいつも膣のあたりが痒くてムズムズするんです、原因も分からないし、どうやって調べたらいいのかも分からなくて……
それってもしかしたら、コンドームアレルギーかもしれません。実はコンドームを使用した際に不快感が現れる方が非常に多いのですが、問題を放置している人がちらほら
性交時において、避妊や性感染症予防に重要なコンドームですが。実はコンドームにはアレルギーを引き起こしやすい「ラテックス」が含まれています。その為コンドームを使用した際に不快感を伴う方や、症状が大きいと「アナフィラキシーショック」を引き起こす可能性もあるのです。けれども性交時にコンドームを使用しないわけにはいきませんよね。
そんな中今回は、「コンドームアレルギー」について、またアレルギーの方でも使用できる「コンドーム」をご紹介していきます。
ラテックスとは、天然ゴムを英語表記にした際の「natural rubber latex」このlatexという単語から取った表現になります。
天然ゴム(natural rubber latex)を使用した製品に接触することによって生じるアレルギー反応を「ラテックスアレルギー」といいます。
天然ゴムは、日用品に多く含まれており、使う頻度も多いことから、日本では「医薬品等安全性情報No.153」(1999年)により、天然ゴムの使用時、アレルギーの症状の恐れがあることを表示することが義務づけられています。
これらの日用品を使用した際にアレルギー反応が現れる方は、コンドームを使用する際に注意してみてください。
確かに、アルバイトをしていた際にゴム手袋を付けると毎回痒くなっていたかもしれないです。
もしかしたら、手は硬い皮膚でおおわれているのでそこまで気にならなかったのかもしれませんが、膣はとてもデリケートなので、コンドームを使用した際にアレルギー反応が多く出たのかもしれませんね。
ラテックスアレルギーの方が、コンドームを使用時に現れる症状としては、多くの方が陰部の「痒み」「赤くなる」「湿疹」などの症状に苦しんでいます。この症状は男女共に現れます。また症状が大きいと呼吸困難になる恐れもあります。
ラテックスアレルギーだからといって、避妊が出来ないわけではありません。避妊をすることによって望まない妊娠を防ぐことが出来ますので避妊はとても重要なのです。
IUD(子宮内避妊具)は子宮にポリエチレンなどでできた器具を挿入する方法で、自身での挿入は出来ないので必ず婦人科を受診してください。また、「避妊リング」と記載のあるクリニックもあります。
避妊効果は一定的なので、定期的に婦人科を受診する必要があります。
ピルの避妊効果は、正しく服用していればほぼ100%と言われています。 これはコンドームよりも高い確率です。
ただし、 IUD(子宮内避妊具)やピルによる避妊の際に気を付けなくてはいけないのが「性感染症」これらだけだと、性感染症を防ぐことは無理です。
これらの性感染症は、コンドームを使うことで、防ぐことができます。
クラミジアや淋病は、症状が悪化すると、子宮や卵管に炎症が起こります。そのまま放置しておくと、不妊症の原因になることがあるのです。
また、ヘルペスや尖圭コンジロームは妊娠出産を通して、母子感染の危険性もある性感染症です。
そこで、性感染症を防ぐためにも、ラテックスアレルギーの方でも使うことのできるコンドームをご紹介します。
コンドームの素材には「ラテック」と「ポリウレタン」の主に2種類が使用されています。この「ポリウレタン」性のコンドームはラテックスアレルギーの方でも使用することが出来ます。
コンドームを購入する際に、パッケージ(箱)に記載があると思いますので十分に注意をして購入してください。
ポリウレタン製のコンドームの特徴として「薄さ」があります。現在ドラッグストアなどに置いてあるコンドームには0.01などといった薄さの表記あるものもありますが、これらは基本的に「ポリウレタン製」です。ただしポリウレタン製の製品は値段が高い点や、水溶性ゼリーをはじきやすい、伸びにくく装着時少し巻き下ろしづらいなどといったデメリットも発生します。
本来の目的である「避妊」や「性感染症の予防」はしっかりと機能していますので。ぜひラテックスアレルギーの方に使用していただきたいです。
解説していただき、ありがとうございます。まずは病院に行ってアレルギー検査をしてもらいます。ポリウレタン製のコンドームは気になるので使用してみたいと思います。
アレルギー検査は重要ですね。コンドームに不快感がある感じがしたからと、コンドームを使用しないと様々なリスクがあることを知っていただけたでしょうか。ぜひパートナーにも共有してみてください。
生理痛がひどい時はどうしたら良い?原因と痛みを和らげる対処法
生理の度に、酷い痛みに悩まされたり、イライラや不快感で悩まされていませんか? 実は、婦人科のお悩みで […]
【2023最新版】女性のホルモンバランスを整えるおすすめサプリ5選
現在、女性ホルモンのバランスを整える様々な方法が開発されていますが、中でも「サプリメント」は他の方法 […]
「性交痛」を我慢しないで!原因と解決方法をご紹介
多くの女性が密かに悩んでいると言われている「性交痛」は、なかなか周りにも相談しづらい内容でもあるため […]
膣のゆるみ・尿漏れは改善できる?膣ゆるみの原因と引き締め方法
「最近、なんだかアソコがゆるい気がする…」膣のゆるみや尿漏れは、実は年齢問わず多くの女性が抱えるデリ […]
ピルの基本知識(種類・効果・入手方法・副作用)を徹底解説!
「ピル」と聞くと、なんとなく「避妊薬」と思い浮かべる方が多いかと思いますが、ピルには様々な種類や効果 […]
【2023最新版】大阪で婦人科形成を受けるならここ!おすすめ人気クリニック5選
「大阪で婦人科形成が得意なクリニックがどこか知りたい…」 「女医さんが担当してくれるところはどこなの […]
【2023最新版】東京都内でおすすめの婦人科形成クリニック5選
東京都内には、多くの美容外科・美容整形のクリニックがあり、最近では婦人科形成の診療科目も取り扱うクリ […]
もしかして、性感染症に感染している?少しでも違和感があれば、すぐに性病検査を!
「性感染症」について、皆さんはどれだけご存じでしょうか? 性感染症とは、性行為によってウイルスや細菌 […]
夏本番!ビキニラインの黒ずみ回避対策で輝く肌を手に入れよう!
質問者 はじめまして、今年はコロナ自粛も緩和されて、海やプールに行き水着を着る機会が増えました。コロ […]
【今話題】デリケートゾーンも整形する時代!婦人科形成を徹底解説
最近よくみるキーワード「婦人科形成」とは一体何なのでしょうか?海外ではVIOの脱毛はひと昔前から主流 […]